3.11 東日本大震災から5年

5年前の3月11日(金) 14時46分、私は当施設の3階にいました。

ドスンという縦揺れの後、しばらく横揺れが続きました。立っていたれない程の揺れで、その場にしゃがみながら車いす利用者様の車いすを支えていました。

今までに経験したことのない揺れに恐怖を覚えました。エレベーターは停止してしまいましたが、エレベーターの中に閉じ込められた方がいなかったのでホッとしました。

その後、全利用者様の安全確認をスタッフ全員で行いました。日頃から訓練を行っていたので何とか安全確保をすることは出来ましたが本当に不安を感じました。

しかしその後もエレベーターは動かずスタッフ4人で車いすに乗った利用者様をかついで階段を下りフロアーへと戻りました。

その後も余震は続き次から次へといろいろな事が起こり本当に大変でした。

5年の月日が流れ、防災への意識も薄くなってきましたがもう1度災害に備えた方がいいと思います。

絶対に大地震は起きます。その時に命を失わないよう細心の防災意識と備えを皆様も持って日々の生活を送りましょう。

 

理学療法士 今井 かおり