ひな祭りはもともと、邪気や厄を払うための行事で、人形に自分の邪気をうつして川に流すという「流し雛」が行われていたそうですが、時代とともに流し雛に使用する人形が立派になり、川に流すのではなく家に飾るようになったようです。ひな祭りが3月3日に定められ、女の子の健やかな成長と幸せを願う日として定着したそうです。
我が家にも30年前に購入したひな人形がこの10年程、飾られることなくローゼットに眠っております・・・。いずれ孫が出来たら譲りたいと思っておりましたところ先日このようなニュースを見ました。
日本人形協会が3月3日のひな祭り前に「ひな人形の正しい知識の啓発」を目的に公開したマンガで「母親のひな人形を娘に譲ることは母親の厄を娘に引き継がせる」「ひな人形のおさがりを飾ってはいけない」「ひな人形を娘に譲ることはその本来の役割を反してしまう」として、一人に一飾りずつ持つよう助言していることが物議を醸しているとのこと。以前から業界では『おさがりNG』と言っているそうで「業界が商売のために作った嘘伝承」との声もあるとか・・・。
どちらにせよ、我が家のひな人形も来年は飾り、昔のように、ちらし寿司に蛤のお吸い物を作って、娘の幸せを願いたいと思います!!
事務長 佐野実子