痒みがあるとつねったり叩いたりして痛みを与えると少し痒みが遠のいたな。と感じることってありますよね。
それって正解らしいですよ。
痒みを研究している先生によると、痒みは我慢せず痒みが止まるまでなでるようにしたり氷をつけたりすると、痛みの神経が興奮し痒みを止める物質を出すため、痒みが治まるそうです。
そもそもなぜ痒みはおこるのか?というと、痒みとは、身体に着いた異物を取り除く警告反応なんだそうです。
痒みの原理は、皮膚の細胞と細胞の間に隙間が出来(地割れ)、そこから水分が出て行ってしまう事で乾燥してしまい、真皮の下にある痒み神経が真皮の方まで伸びてしまう事により痒み神経が反応し、脳へ信号を送ってしまうからとのことです。
乾燥を防ぐには①お風呂に長くつからない(お湯に油の幕が溶けてしまいかえって乾燥してしまう)。
②花粉の時期は顔など毎日しっかり洗わない(花粉はお湯でさらっと洗うだけで落ちる)。
③紫外線を浴びる。適度に浴びることにより、伸びた痒み神経が元に戻る為、痒みの治療にも使われているそうです。
そして、先生いわく乾燥を防ぐには入浴直後にワセリンをべっとりと塗るのがいいそうです。
ただ、痒みが治まらない場合は胃癌・肝疾患・糖尿病などの可能性もあるので、そういう場合は医療機関を受診した方が良いとのことです。
介護主任 和田さゆき